
私達は3.11震災後、取材を受けた際、ある記者様より「停電地域では、パソコンが使用できず、一斉メールを発信できなかったという事態のところが殆どでした。」とのお話を伺いました。
3.11震災の際、『田んぼの目一斉メール』は、停電の処はケータイから配信し、多くの喜びの声を頂戴いたしましたので、このお話は大変な響きでした。この「かえる君」は、問合せ回答集計システムを『田んぼの目』に装着するにあたり、同じ観点から、「ケータイでも簡単に発信できる方法はないか?」から生まれた、世界初のシステムです。
震災時に起こる「メールの送受信ができない!」(遅延、輻輳)は、震災後に多くの端末からの同時接続が重なるために起こります。ですが、 震災直後の間はメールの送受信ができます。この時間、阪神・淡路大震災では十数分、3.11震災では、三十分程度あったとの報告もあります。 つまり、「一刻も早く送信できれば、届く!」可能性が高くなるのです。
震災時でも、この“かえる君”は、インターネットへの接続が出来ればスマホやタブレット端末でも利用可能ですが・・・
震災の最中、余震も続く中で、前項の「十数分~三十分程度」の間に、設問を作り、選択肢を設定し、学校長の判断を仰ぐまでのことができるのでしょうか? かえる君の“リモコンメール”はメール一本送るだけで、予めセットしておいた「問合せ文」を一斉配信することができます。したがって、慌てず対処することができるのです。
・“かえる君”はパソコンからも日常的に問合せが可能です。
私達は「いざ!」という時の為に「日々の利活用が大切!」と考えております。 したがって、簡単にパソコンから配信ができ、集会の出欠確認や保護者への問合せなどに利活用頂けるようなシステムを構築いたしました。
・“リモコンメール”を使用した避難訓練。
3.11震災の教訓の1つに、訓練の大切さが挙がっており、避難訓練を実施する学校が増えています。 この避難訓練の際、保護者向け安否確認訓練を、“リモコンメール”を使用した形で実施してみてはいかがでしょうか? 子供達も「今日の訓練は、お母さんやお父さんも家庭や会社から参加しています。」としたら、訓練の大切さへの意識が強くなるものと思います。 また、「お家に帰ったら、今日の訓練を思い出し、お母さんやお父さんに教えてあげましょう!!」となれば、 子供達を守る環境の増進につながるものと確信致します。